後払いアプリ現金化は
クレジットカードが不要

クレカ現金化との違いは?

これまでの現金化の主流と言えば「クレジットカード現金化」でした。
クレジットカードに附帯しているショッピング枠を使い、それを現金に換えるというものでしたが、後払いアプリ現金化と異なるところがいくつかあります。

違いを知ることで、クレジットカード現金化が衰退し、後払いアプリ現金化が流行していった理由や、最終的にどちらを利用するべきなのかなどがわかります。両者の違いについてまとめました。

クレジットカードが必要かどうか

クレジットカードの必要性

最大の違いは、現金化をするにあたって「クレジットカードが必要かどうか」という点でしょう。
クレジットカード現金化は、その名からもわかる通りクレカを必須とする現金化法です。
たとえ家族内であったとしても、自分以外の名義のカードでは現金化を受け付けてもらえない(真っ当な運営をしている業者の場合)ため、クレジットカードを持っていなければその時点でアウトです。

クレジットカード現金化を利用するために、改めて新規カードの発行をすることもできますが、手元にカードが届くには1~2週間程度時間がかかります。
ちなみに、1~2週間待った上で審査落ち、つまりカード発行不可とされることもあります。

今、この瞬間お金に困っているというシチュエーションで、それだけのタイムロスは致命的。やはりクレジットカードを持っていない時点で利用は厳しい、というのが現実です。
対して後払いアプリ現金化の場合、利用するにあたり必要になるのはご自身のスマホのみで、クレジットカードは含まれません。

スマホにインストールできるバーチャルカードの後払い機能を使い、これを以て現金化します。
審査はほぼないに等しく、クレジットカードに比べて圧倒的に発行までのハードルが低いため、実質スマホさえ持っていれば誰でも利用できます。
スマホに後払いアプリをインストールし、使えるように設定するのにかかる時間もほんの数分で済むため、なんの準備もない状態でも即日での現金化が可能となります。

利用できる上限金額

クレカを必要とせず、審査もなく誰でも気軽に使える、後払いアプリ現金化にはメリットしかないかのように映りますが、そう甘い話ばかりではありません。デメリットもあります。
現金化できる金額の上限が、クレジットカード現金化に比べると低く設定されがちな点です。

発行するカードや利用者の信用情報の状態にもよりますが、クレジットカードに附帯するショッピング枠の上限は、最初から30~50万円ほどある場合がほとんどです。(キャッシング枠はだいたいが上限10万円スタート)つまり、一度に50万円分の現金化も理論上は可能となります。

対して、後払いアプリの利用上限は最初だいたい3~10万円程度に設定されます。(本人確認などを済ませることにより上限の増額も可能)この上限の範囲内でしか現金化はできない、という点はクレジットカード現金化と同じであるため、後払いアプリ現金化は10万円を超えるようなまとまった金額の現金化には向いていません。

ただ過去のクレジットカード現金化を含め、一番利用者の多い層は1~10万円という低額帯であることからも、後払いアプリ現金化の利用金額上限が弊害になるケースは意外と少ないのです。
より利用までのハードルが下がり、手軽さが増した後払いアプリ現金化がクレジットカード現金化を押しのけて主流となってきているのは、必然とも言える流れなのです。

換金率に違いはある?

換金率によって決まる手元に残るお金

クレジットカード現金化と後払いアプリ現金化で換金率には違いがあるのでしょうか?
業者の公式ホームページをチェックすればわかりますが、表示されている換金率の数値はクレジットカード現金化業者の方が高い場合がほとんどです。
具体的には、クレジットカード現金化の場合最高で98%前後、後払いアプリの場合最高で90%前後と表記されていることが多いです。

この数字を真に受ければ、クレジットカード現金化の方がお得に思われますが、実際は逆です。どちらの現金化においても、換金率とは別で「手数料」が差し引かれます。
この手数料はホームページ上には表記されておらず、現金化業者の裁量によって決まっています。

クレジットカード現金化業者は、乱立する業者間の顧客獲得競争が激化する中、非常に高い換金率をアピールする傾向がどんどん強まりました。
高い換金率で利用者を釣り、実際利用する段階になって手数料の存在を明かす、というやり方が蔓延していったのです。
その結果、実際に手に入る現金は換金率の表示とかけ離れるようなケースが増えました。

その点、後払いアプリ現金化を取り扱う業者はまだそこまで多くなく、過剰な表記で利用者の誤解を招くよりも、より実質的な数字に近い形で伝え、クリーンさをアピールすることを重視する傾向にあります。
結果的に換金率表記は低くても、そこからさらに差し引かれる手数料の差で、後払いアプリ現金化の方が手元に残る現金が多くなる傾向となっています。

まとめ

後払いアプリ現金化 クレジットカード現金化
クレカの要・不要 不要 必要
利用金額の上限 低い 高い
換金率 比較的高い 表記よりかなり低い
業者の数 まだ多くない 非常に多い

クレジットカード現金化と後払いアプリの現金化に違いについてまとめました。
現金化したい金額が大きい場合のみ、クレジットカード現金化に利点がありますが、その他の面においては後払いアプリ現金化の方が優れていると言えるでしょう。
ご自身がすでにクレジットカードを持っているかどうかも含めて、現金化の利用を検討する際の参考にしてみてください。